90年代末期、3本の指に入れたいOVA

OVA,80年代の方も語りたいところですが、
90年代末期編、ということで、3つ挙げてみましょう。

青の六号、
ROD(読子さんの方)、
るろうに剣心:追憶編、

の3つです。

まず、1つ目。青6
本田氏描く人外生物ミューティオ、海に生息する一族の女にあたる存在、赤い瞳のミューティオと、
人間サイドハヤミとのラストシーンが切ない。理解しつつある敵対する者同士に芽生えた理解し合う心、
脱セルアニメ時代らしい映像。ゲーム版も補足であるのであわせて世界観を堪能するのにプレイ
するといいかもしれない。原作とはだいぶ印象が違うと思われる。あくまでOVA単体でも見ごたえがある。
ボリュームも長すぎず、ちょうどいい。

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次、2つ目 ROD リードオアダイ
ビブリオマニア、読書好きで本屋の上得意様でもある、こよなく本を愛し、紙に愛された女、
読子・リードマンが三蔵法師などと戦う、といったお話。見た方がわかりやすい。結構シリアス。

ナンシー・幕張、という、物体をすり抜ける能力をもつおねーさんとのやりとりがほほえましく、
そしてラストは切ない。途中で、読子さんの長い髪をみつあみにして、紙で髪留めにして、こちょこちょ
と顔をくすぎって、ちょっかいをかけるシーンが好きでした。

TV版についてはよくわかりませんが、あくまでOVA版についてのお話。読子さんの鮮やかな紙さばき、
スタイリッシュなOPも当時斬新でした。






最後、3つ目。るろうに剣心OVA~追憶編~
完全にTV版とは別物と考えてみる必要があるくらい、じめっと、そして全体的に雰囲気が重く、暗い。
無論、漫画版の大団円とも別物、続編の星霜編は載せてない時点でお察しいただければ。さて。

まさに90年代最後にはやった、じっとりとしたリアルな人物描写と心理描写、血、暴力描写、その中で
揺れ動く人々の心と葛藤。そういうのが詰まっています。

剣心の若かりし頃、TV版よりも前の時間軸。巴さん、この女性につきます。おさななじみでいいなづけと
結婚を前にしていた、もう少しで幸せな日々が始まるはずだった女性。

主義主張、幕末やら歴史ののゴタゴタで、巴さんのいいなづけは命を落とす。
そしてあろうことか、そのカタキはまだ年端のいかない剣心であった。

3の巻で疑似夫婦ではあっても、日常をわずかな時間でも共に過ごし、心穏やかになる剣心、
しかし、黒幕や小悪党の策略の間の手に落ちかけているのでもあった。

3の巻で行商に出たり、風があたらないように巴の前で風をしのいであげる剣心、
巴に鏡をプレゼントしてあげる剣心。そして物語は終末へ向けて幸せから一気に滑落していく。

最後の巻は切ない。剣心にとって、心を許せるようになってきた巴は、実は自分がかつて命を
奪った相手のいいなづけであったことを。当然ショックを受けて動揺する剣心。

一方、巴もけじめをつけるために、自分を差し向けた黒幕のもとへいく。
切ない、切ないです。ひっそりとED右下でまわる風車。ひっそりと、しっとりと、そして時に激しく、
かき乱されるOVAです。


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